名言集・・・名場面集ではないです。
名場面なんてやってたらそれこそ全部って位になっちゃいます。
透君の言葉、つまり今日子さんの胸に染み入ってくるようなコトバ達です。
あと魚ちゃん花ちゃん草摩家の方々も。
要は作者「高屋奈月」先生の思想です。
話の中だけでなく、現実の世界でも教訓になるようなコトバです。
いつも忘れないようにしたいです。



1巻P102.3 紫呉 to 夾
夾「・・・無理なんだよ俺は 人と関わって暮らしてくのに向いてないんだ」
紫呉「−・・・中にはそういう人もいるけどね 君の場合は単に経験が足りないだけだよ
例えばだ 君は拳ひとつでテーブルを割る事ができる でもその拳を寸止めする事だってできる
それは己の拳の力配分を自分で量れるからだろう? 山で熊と戦ったりして修行した成果でもある訳だ
ねぇ君 人と上手く関わっていくのも同じ事だよ
ただその修行は山の中ではなく 人の住む街の中でなくてはだめだ
他人と交わり 傷つけたり傷つけられたりしながら 他人を学び己自身も学ばないと
本当の意味で他人を思いやれるような人間にはなれないよ」


1巻P133-7 透&今日子 to 由希
透「疑うよりは信じなさいってお母さんが言っていました 人は良心を持って生まれてこないんだよって
生まれながらに持ってるのは食欲とか物欲とかそういう欲だけなんですって
つまり生きる本能ですよね
良心は体が成長するのと同じで 自分の中で育てていく心なんだ・・・って
だから人によって良心の形は違うんだ・・・・・・って」
今日子(欲望は誰でも生まれながらに持ってるから理解しやすいけど
良心は個人個人の手造りみたいなモンだから 誤解されたりギゼンだと思われやすいんだよな
でも 透は 信じてあげな 疑うなんて誰にでもできる簡単なことだし
透は信じてあげられる子になりな それはきっと 誰かの力になる)

2巻P28.9 花ちゃん
欲しがってばかりいずに 今ここにあるものを大切だと 思える気持ち

2巻p57-62 透
「・・・・・あ もしかしたら背中についているのかもしれません・・・
例えば人の素敵というものが オニギリの梅ぼしのようなものだとしたら
その梅ぼしは背中についているのかもしれません・・・っ
世界中誰の背中にも 色々な形 色々な色や味の梅ぼしがついていて
でも背中についているせいで せっかくの梅ぼしがみえないのかもしれません
『自分には何もない まっ白なお米だけ』
そんな事ないのに 背中にはちゃんとぼしがついているのに
・・・・・・誰かを 羨ましいと思うのは 他人の梅ぼしならよく見えるからなのかもしれませんね」
(今も誰かが羨ましがっているかも 自分では気づかない何かに 憧れているかも
そう考えると少しだけ もう少しだけ 「自分」をがんばってみようかなって思えてくる)

2巻12話
「雪が溶けたら 春になる」
いつか雪は溶けてゆく
今はどんなに寒くても かならず かならず

3巻P51 透
「学校は・・・大切ですが病気の方を放ってまでして行きたくはありません・・・っ」

3巻P85 ハツ春
「お互いをもっとよく知りあえば もっと仲良くなれるかも」

3巻P146-153 紅葉
「世界で一番バカな旅人」ってお話
(ごめんなさい、コミック本で読んでください。)

4巻P26 ブラック春
「三つ折り靴下はいてりゃ カツアゲしねぇのか?
ピアスしてなきゃいじめしねぇのか? 髪が黒けりゃ人殺さねぇのかよっ」

4巻P62-65 由希
「欲しかったモがノある 思い描いていたモノ
抱きしめてくれる両親 帰りたいと願う家
皆が笑っている場所 みんなが離れていかないような・・・自分
温かい処 温かい人 あるんだ 本当に」

4巻P91-93 透&今日子 to 綾女
「自分が『親』になって初めて 『親』の気持ちが理解できたって
だけど だけど本当に理解しなくてはいけないのは 忘れてはいけないのは 子供の頃の自分だって
初めて逆上がりが出来た日や 初めてたくさん怒られた日の事
子供の頃に感じた気持ちをちゃんと忘れずにいれば 大人になっても親になっても理解しあえる
100%は無理でも 歩み寄ることはできる・・・って」
(そう考えた方が 楽しいしね)

4巻P155.6 紅葉
「ボクは思うんだ ボクはちゃんと背負って生きていきたいって
例えばそれが悲しい思い出でも ボクを痛めつけるだけの思い出でも
いっそ 忘れたいって願いたくなる思い出でも
ちゃんと背負って逃げないでがんばれば がんばってればいつか・・・
いつかそんな思い出に負けないボクになれるって 信じてるから
信じて ・・・いたいから
忘れていい思い出なんてひとつも無いって 思いたいから」
どんな思い出もちゃんと この胸に抱いて 信じていきたい

5巻P88-94 透
「言えないです・・・ 『イジメられてる』なんてやっぱり・・・言いづらいです・・・・
イジメられるような自分が情けなく思えてきて それをお母さんに知られたのが恥かしくて
もし そんな自分が嫌われたらどうしようと考えたら 怖くて
そんな自分を知られたくなくて 必死に虚勢を張って 隠そうとして
そんな自分がもっと情けなくて 恥かしくて
だから だからお母さんに『大丈夫だよ』って言ってもらえた時 とても安心したです
『恥かしくなんてない』って言ってもらえて とても安心して また泣いてしまったです
杞紗さんも・・・ 同じ気持ちなのかもです ・・・嫌われたく なかったんですよ
お母さんが大好きだから 言えなかったんですよ・・・」
ごめんなさい ごめんなさい でも でもどうか
嫌わないで 大丈夫だよって 言って
いつも恥ずかしくて 弱い自分が恥ずかしくて でも 言ってほしい 一度でいい ウソでもいいから
それはきっと『強くなりたい』と願う 勇気になる

5巻P117-120 由希
「『自分を好きになる』って・・・ それってどういう事なんだろう・・・
『いいところ』って どうやって捜すものなんだろう・・・
嫌いな所しかわからない わからないから嫌いなのに
なのに 無理矢理探してもこじつけみたいで 空しい・・・
・・・・・・ そうじゃないんだ そういう事じゃないんだ
誰かに 『好きだ』って言ってもらえて初めて・・・ 自分を好きになれると思うんだ・・・・・・
誰かに受けいれてもらえて初めて 自分を少し許せそうな 好きになれそうな気が してくると思うんだ・・・・・・」

5巻P152-154 恵
「『好き』なら 何を言っても許されるなんて 思ってはいけない・・・
『好き』なら何をしても許されるなんて思っているなら 反省した方がいい・・・
一方的に・・・高まった愛情をぶつけると 相手の重荷になったり
傷つけてしまう時もあるのだという事を 忘れてはいけない・・・
相手の気持ちを尊重し思い遣る心を忘れてはいけない・・・
でないと 終いには嫌われてしまうよ」

6巻 夾
「すべてを愛して・・・ くれなくたって よかったんだ・・・
・・・怖がっても よかったんだ・・・・・・ 怖がるのは俺をちゃんと見てくれてる証拠だから
でも母さんは 愛情で誤魔化して見ようとしなかった 考えようともしなかった
博愛じみた愛を口にすればそれでいいと思っていたのか
怖がってもいい 醜い姿を愛してくれなくても でも それでも
俺はちゃんと一緒に 考えて・・・悩んでほしかったんだ
一緒に生きていこうって」

6巻P180 綾女
「好きも嫌いもない『無』に等しい存在だったんだ
『無関心』にとられるのは こんなに寂しい事だったんだね」

7巻P63.4 透
「自分はまだ『子ども』だと自分自身で認めるのはとても怖くて
避けてしまう人も多いって お母さん言ってました ・・・だから
だから ちゃんと認めることができる人はとても・・・ 勇気を持っているって」

7巻P149-151 今日子 to 魚
「・・・・・・痛い目みて 迷惑かけないとわからない気持ちだって あるさ
人生の底まで墜ちて初めて わかる 気持ちだってあるさ
キレイなモノに反発して でもドロドロになって初めて キレイなモノが恋しくなったりもするさ
痛みには優しさが必要で 暗闇が目立つにはお陽さまが必要で
どっちもバカにできない どっちもムダなモノじゃない
だからつまずいても間違っても それはムダじゃないさ
『ムダにするもんか』って思ってれば きっと自分を育てる肥やしになるさ
・・・・・・これ ワタクシ論」

8巻P63.P87-90 透 to 利津
「そんな根性はなくていいですよ・・・!! 図太くていいじゃないですか・・・っ だって
だって人間は生きているから・・・ 生きているからこそ そうやって
泣いたり 悩んだり・・・ 喜んだり・・・っ
この世に生まれた 理由だって」
「きっと・・・心の中で一生懸命見つけ出そうとしているのですよ 生まれた理由を・・・ 自分の力で
だって だって本当は 初めから゛理由゛を持って生まれてくる人間なんていないかもしれないって
みんな・・・みんな 自分でみつけていかなきゃいけないモノかもしれないって・・・思うから
みんな自分でみつけだして・・・自分で決めるものかもしれないって 思うから
例えば 夢や 仕事や 誰かの中に
・・・自分でみつける゛理由゛は 曖昧で不確かで 不安定かもしれないけど
生きてる限りは やっぱり理由が欲しいです・・・
欲しいです ・・・私も それでできれば できる事ならやっぱり私は
誰かの中にみつけたいです・・・」
生まれた理由 そこにいてもいい理由 存在理由
失くしてしまう事もあるけれど 誰かの為に生きられるような自分に
「゛そう思ってもいいよ゛って言ってもらえるように めげそうになる時もありますが ・・・がんばっていたりします
だから・・・そうだからいいんですよ きっと 図太くたって
だって図太く生きていたらいつか 誰よりも自分と一緒に
たこ焼きを食べたいって願う誰かに会えるかもしれないですから・・・」

8巻P126 透
不安が胸をかきたてる 時だってある
ちゃんと就職口みつけられるかな 本当にちゃんと生活していけるのかな
卒業した自分 三年後の・・・ 十年後の自分
いつかこのお家を 出ていく自分
そういうことを 深く深く考えだすと 誰になんて言ったらいいかわからない
漠然とした不安がこみあげて きて
なにか なんだか無性に 心許無くなってきて

8巻P129-131 紫呉
「考えて不安になった時は 考えないのが吉なんだよ
たとえば透君が山のような それはもう足許まで溜まって身動きできないほどの
洗濯物に囲まれてしまったとしましょう?
しかも洗濯機がなくて一枚一枚 手で洗わなきゃいけない 透君は途方に暮れる
本当に全部洗濯出来るかな キレイにできるかな 満足のいく結果を
自分はちゃんとだせるのかなって 考える度不安になってくる
けれど時間は刻々と過ぎていく さて透君はどうするべきか
・・・とりあえず足許にあるものから 洗濯してみるといいかもね
先を気にするのも大切だけど 先ばかり見てると 足許の洗濯物に足がからまって転んじゃうでしょう?
『今』や 『今日』何ができるか考えるのも大切 そうやって一枚一枚洗っていけば
なんだかあっけないくらいにアッサリと お天道さまがのぞいていたりするものだから
不安は それでもこみあげてきたりするけど そういう時は ちょっと一休みするんだよ
本を読んだり TVを観たり みんなで素麺食べたりしてね」




とりあえず8巻までです。

長い間ここまで読んでくれた方、お疲れ様でした。

やっぱいいですね〜、打ってて泣けてきました・・・。



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