うたかた。
- Cocco
放課後の校庭 緋寒桜
白いひざ かさぶたの両足
耳の奥 突きぬける冬の夢
その先にあるものを恐れてた
黄金の森と ウージの音色
わたしの頬は
どうしてあんなに
凍えていたのだろ
暮れてゆく毎日も止められず
怖いのは ふくらんでいく乳房
胸をかき鳴らす 砂埃
多分 全ては からまって
風に 押されて 走ってた
夕顔咲いた 海までの道
わたしの耳は
どうしてあんなに
凍えていたのだろう
黄金の森と ウージの音色
わたしの頬は
どうしてあんなに
凍えていたのだろう
どうして あんなに こごえていたのだろう
なだらかに巡り こぼれ落ちる デイゴの涙
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